k 2222 diary

元浪人生のすすめ

浪人失敗して地方私立大学に入ったダメ男

 4月に入って新入生も入学してきたこの頃、私が大学に入学してもう1年が経過したのかと思わされるようになった。私は東京の大学を夢見て親にお願いをして浪人というものを味わった。今思えば地獄のような一年間だったと思う。私の高校はそもそも大学受験をする人の割合が低く大体は専門学校や推薦、公務員志望が多かった。成績が良いわけでもなくやりたいこともなかったため地元の私立大学の受験を決意。私の高校では10人くらい同じ大学への志望者がいた。ここでは現役での受験までの過程は省くが結果的に私ともう1人だけが落ちる結果となった。そのまま卒業式がすぐあったため絶望の中での参加となり友達も私に気を遣うためその場から走り去りたくなるような気持ちでいっぱいだった。今思えば落ちた大学も地方私立で偏差値的に優秀ではないため2次募集を受けてまでも行ける大学に進むべきだったなと思う。やっぱり私みたいな優秀じゃない人間が浪人を決意するのは1年勉強したら東京の有名な大学に受かって高校の友達よりもいい生活ができるのではないかという瞬時的な判断なのかと思う。

 こうして東京の大学を目指し始まった1年間の浪人生活。本来は大学へ通い始めるはずの4月に某有名予備校へ通い始めた。今考えれば予備校費約100万円+生活費で親には本当に迷惑をかけすぎて思い出しただけでも辛くなる。勉強量は捗っていたものの成績が一向に上がらずお腹が痛くなるような毎日だった。今冷静に考えると自分で都合のいい勉強ばっかしていたなと思う。自分の解ける問題ばかりをこなしすぎて満足していた。浪人失敗した原因の1番の要因だと思う。私が言う事ではないと思うが受験生には是非自分が嫌だなと思う教科の単元をたくさん勉強してほしいと思う。

 こうして11月に成績が上がって12月に下がってで体感浪人生活が3ヶ月くらいかのように感じて受験を迎えた。結果現役の時に受けた大学しか受からず夢見た東京の大学は全敗。本当に何故自分はこんなにも情けない人間なのかと自分を殺したくなった。それでも母は見捨てる事なく地元に残ってくれて嬉しいよと言ってくれた。本当に涙が止まらなかった。こうして現役の時に落ちた大学に1年遅れで通うこととなった。浪人生が少ない大学で私がどう過ごしてるのかは次回ゆっくり語っていこうと思う。